「雇用理由書」について、教えてください。

《雇用理由書とは》
雇用理由書は、企業が外国人を雇用する際、在留資格の許可申請書(在留資格認定証明書交付申請書、在留資格変更許可申請書等)に添付する書類の一つです。入管庁HP上は、必須の添付書類ではありませんが、「技術・人文知識・国際業務」、「技能」など就労系の在留資格の許可申請の際は、通常、この雇用理由書を添付します。
《雇用理由書の目的》
雇用理由書は、なぜその外国人を雇用したいのか、その外国人がその企業や日本の社会に貢献できるのか、などを具体的に説明するものです。雇用しようとする外国人の在留資格該当性や上陸許可基準適合性があることを訴える目的があり、入国管理局の審査において重要な役割を果たします。
《雇用理由書の記載事項(例)》
雇用理由書には、一般的に次のような事項を記載します。
①会社の概要:
会社名、所在地、設立年月日、資本金、売上、従業員数、事業内容など。
②外国人の情報:
国籍、氏名、生年月日、学歴、職務経験、日本語能力など。
③雇用契約の内容:
雇用期間、職種、賃金、勤務時間、休日など。
④採用経緯や採用理由:
採用経緯やなぜこの外国人を採用したいのか、その理由を具体的に説明します(スキル、経験、言語能力など)。
⑤業務内容:
雇用しようとする外国人に、具体的にどのような業務に従事させるのかを詳細に記載します。
⑥当該企業や日本の産業への貢献:
外国人の雇用が当該企業や日本の産業にどのように貢献するのかを説明します。
⑦その他:
外国人に対する会社の支援体制等。