技・人・国-1日のモデルスケジュールを提出するのはなぜ?

在留資格「技術・人文知識・国際業務」の在留資格認定証明書交付申請や在留資格変更許可申請で、入管から申請人(被雇用者)の「1日のモデルスケジュール」を求められことがあります。これは、申請人が受入れ企業において “本当に専門性のある業務を行うのか” を確認するためです。
【なぜモデルスケジュールが必要なのか(入管の審査意図)】
1. 単純労働の排除(最重要)
技人国は「専門的・技術的な業務」に限られます。そのため入管は、以下のような業務が混ざっていないかを厳しく見ます。
・接客・レジ・清掃・品出し
・工場ライン作業
・配送・倉庫作業
・単純な事務補助(コピー、雑務中心)
モデルスケジュールを見ることで、1日の大半が専門業務かどうかを判断できます。
2. 職務内容の具体性を確認するため
申請書の「職務内容」は抽象的な表現になりがちです。
例:
「営業事務」
「マーケティング業務」
「通訳翻訳」
これだけでは、専門性があるのか判断しにくいのが通常です。そこで 1日の流れを具体的に示すことで、実態を把握しようと します。
3. 学歴・職務内容の整合性チェック
技人国は「学歴・職歴と業務内容の関連性」が必要です。1日のモデルスケジュールで以下を確認します。
・専攻と業務が一致しているか
・専門知識を使う場面があるか
・語学能力を使う業務があるか(国際業務の場合)
4. 勤務時間・労働条件の適正性
・休憩時間が適切か
・過度な長時間労働になっていないか
・労基法に反していないか
これらもモデルスケジュールから読み取ることができます。
【モデルスケジュールの提出を求められる場合】
実務上、モデルスケジュールが求められやすいケースは次のとおりです。
・申請書の業務内容が抽象的で説明不足
・外国人が複数の業務を兼務する場合
・飲食・小売・宿泊・サービス業など「単純労働リスク」が高い業種
・新設法人(実態不明のため詳細説明が必要)
受入れ企業としては、「単純労働ではない」ことを明確に示す資料 として、最初から積極的に添付するのが安全です。
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